電子マネーのすすめ

以前からアーケードゲームに後付型の「電子マネー決済端末」が装備されているときがあります。

SWDCでは筐体そのものに「電子マネー決済端末」が搭載されています。

このためクレジットを電子マネーで入れるというのが標準となっているようです。

(おそらくALLSの筐体仕様と思われる)

 

でも電子マネー決済って一体どうやんの、昔ながらの100円と何が違うのか。

このページでは決済方法と、メリットとデメリットについて触れていきます。


電子マネー決済方法

電子マネーを使った決済方法としては、とてもシンプルです。

SWDCにおける電子マネー決済画面
SWDCにおける電子マネー決済画面
  1. クレジット0状態で、Aimeリーダーに
    Aime/バナパスポート
    AmusementIC版e-amusement pass
    AmusementIC版NESiCA
    ・おサイフケータイ対応端末
    いずれかを認識させて、ログインする
    (カード無しでも問題なし)
  2. 写真のようなクレジット投入画面を表示させる
  3. 電子マネーの種類(ブランド)左右カーソルボタンで指定する
  4. 種類に合わせたカードでAimeリーダーにタッチする
  5. 決済完了後、合わせた種類による音が鳴り、同時にクレジットが1つ投入される!

上記流れで電子マネー決済を行います。

ちなみにコンティニュー時でも有効です。

 

交通系電子マネーの場合は、ICのマークが描かれたアイコンにカーソルを合わせてカードをタッチすると改札の時の音と共に決済が完了します。

よく使われるSuicaやPASMO、SUGOCA等の「交通系電子マネー」の場合なんかはこれを使います。

 

違う種類やカードそのものがタッチ出来なかったりすると、結構大きいエラー音で警告されます。

タッチする際には慎重に。


使用できる電子マネーの一覧

SWDCの筐体で公式対応している電子マネーは以下の通りです。

タイトーゲームステーションなどでは外付けの端末で対応している場合がありますので、その場合はその端末に対応した電子マネーが利用できます。

ブランド名 対応度 説明・備考
交通系

前述したSuicaやPASMOといった交通系の電子マネー。

最も利用者が多いからこそ、最も対応度が高い。

電子マネーが使えるならは交通系も使えると考えても良い。

 

ただし、PiTaPaはこの中に入っていないため要注意!

(しかもPiTaPaによる電子マネー決済もSWDCでは不可能である)

nanaco

セブン&アイ(セブンイレブン系列)の電子マネー。

店系列の限定や改札が通れないなど、交通系と比べると汎用性は低め。

カードを使用するとポイントが貯まるシステムがある。

 

元々買い物に特化した電子マネーではある。

このため場合によっては交通系よりもお得になる可能性も?

PASELI

コナミの「e-amusument pass」に附帯する電子マネー。

自販機で飲み物すら買えないという痛すぎる弱点を持つ。

後述するWAONと同じように、決済時に声が出る仕様となっている。

 

他ゲーではクレジットの割引等がある話を聞くが、SWDCではその話はない。

 

2018年10月下旬から「AmusementIC」に対応している。

用途によっては1枚だけでSWDCがプレイできる浪漫が可能になる。

更にAIC対応のe-amusument passでSWDCがプレイ可能になった。

楽天Edy

かつて「Edy」と呼ばれた楽天の電子マネー。

交通系の汎用性とnanacoの付随要素を取り入れたようなもの。

使用するとポイントが貯まるシステムがある。

 

意外と利用者も多いので、上記3つに追加して利用することも多い。

何故かwaonが対応率低いのには、何か別な理由がありそう。

waon 

イオン及びイオングループの電子マネー。

nanacoと同様に買い物に特化した電子マネーとなる。

使用するとポイントが貯まるシステムがある。

また、決済時に犬の鳴き声がする所もポイントではある。

 

イオン系列のショッピングセンターにあると利用できるかもしれない。

というのも買い物がWAON標準なので、使える可能性が高くなる。

しかし、それ以外の場所で対応している所はちょっと少なめ。


電子マネーのメリット

電子マネー決済を使用することは、小銭を用意せずに済むのと、余計なクレジットを抑制出来る効果があります。

 

また、一部の電子マネーには「使用した分だけポイントが貯まる」システムもあります。

クレジット入れれば入れるだけポイント貯まるなんていう話もよくあります。

小銭を用意せずに済む

かつては大量の100円を事前に準備し、コンティニューの時にそれを入れる。

で、そのコンティニュー準備のために筐体のどこかに100円を置いてパクられてしまう……。

 

こうした物理的な問題は、電子マネー決済であれば回避出来ます。

というより、100円を持たなくても決済出来ちゃうので、電子マネーとカードだけでプレイするなんてことも出来ます。

PASELI対応だとカード1枚だけでプレイ可能で、スマホだけでのプレイも可能かもしれません

カード1枚だけでSWDCやるというのは、なんだか浪漫なところもあります。

余計なクレジットを抑制

現代におけるアーケードゲームのマナーとして、過剰な連続クレジットの投入禁止があります。

(いわゆる「連コイン禁止」と呼ばれるものです。 逆に「無制限台」とかもあるけど)

そうでなくても不必要なクレジット投入で、100円を失ってしまうこともよくあります。

 

しかし、電子マネー決済では「意識的にコンティニューする」場合に電子マネーをかざします。

基本、無意味にクレジットを投入することがなくなります。

 

また、コインセレクターの故障による100円ロストも回避できます。

電子マネーを使うことで、1クレジットの価格を絶対に守ることが出来るのです。


電子マネーのデメリット

デメリットとしては、なくした時のダメージがでかいのと、おサイフケータイでは電源が入っていないと使えない問題点があります。 

 

また、電子マネーで決済するとクレジット投入時に数秒ほど待たされる現象が発生します。

これが理由でリアルマッチングに外れてしまうということが非常にあります。

(別メーカーの電子マネー決済端末の場合の方が早くレスポンスしてくれるようです)

Ver2.20からマッチングシステムが変わった関係で、ますますこれが問題になります。

 

なお、チャージが必要だという意見は、100円も両替が必要なので、あまり比較にはなりません。

 

電子マネーの決済に対応している場所でないと電子マネー決済は出来ません。

クレーンゲーム等を見て電子マネー決済端末がない場合、SWDCでも電子マネー決済が使えないことが多いです。

(稀に使えるところもありますが、そういったケースはちょっとレアかもしれません)

流石に電子マネーオンリーは危険なので、やはりリアルマネーは持ち歩くべきでしょう。

 

オペレーター、つまりはゲームセンター側からすると、実は硬貨の方が本当は良いんだそうです。

(実際電子マネーを利用すると100円から数%程度が利用料金として奪われてしまうとのこと)