SWDキュア

セガが開発した『SWDC』で、時より『プリキュアシリーズ』のキャラクターとマッチングすることがあります。

これは有志ドライバーによる「SWDキュア」の活動によるもので、好きなキュアで走るという遊び方に沿っています。

いわゆる非公式な遊び方の1種で、時より出てくる有志ドライバーのアニメキャラネタの延長線にあると思っても構いません。

 

このページでは、そうしたSWDキュアについてのページをまとめたページです。

一応キュアとは名乗っていますが、サブキャラだったり悪役でも可だとのことです。


歴史

第一期

はじまり

実は『SWDC2018』のシーズン1から「野乃はな」というドライバーがすでに存在していました。

シーズン2ではチームランキングでもランクインもしており、以降も走る機会があったようです。

当初は「アニメキャラの名前を付けた流れ」という反応で、SCAには「十六夜リコ」もいました。

 

その後、別なドライバーが『ふたりはプリキュア』のキュアブラックを急に推し始めるという話がTwitterで話題に。

そのまま「キュアブラック」のカードが誕生し、その知り合いも「キュアマリン」を作成。

(正確にはこれにいくつかの文字が加えられています)

 

これらのケースを見て、N121MTは「SWDキュアだね」とツイートしたのが始まりとされているようです。

ノリとしては「SWDカレー」だとか「SakeWDC」と同じ感じです。

(単語を生み出した人はN121MTではなくキュアブラックの人かも……忘れてしまっています)

SWDCドライバーの中には『プリキュア』を知るお友達も潜在的に多いことも判明し、別なキャラクターも作られると予想していました。

 

活動としては2018年中旬から下旬まで行われており、単語としては上記3ドライバーとマッチングした時に使われていました。

後の活動と分けるためドイツツーリングカー選手権になぞらえて「第一期活動」と呼んでいます。

第二期

ひろまり

2019年初頭、新たなドライバーから「輝木ほまれ」のカードが誕生しました。

ほまれの誕生に影響され、別なドライバーが「薬師寺さあや」と「愛崎えみる」を作成。

それを返してなのか、ほまれのドライバーから新たに「紅城トワ」と「円亜久里」が作成され、SWDキュアは急に広まることに。

 

第一期と違うドライバーが活動しているため、この活動を「第二期活動」と呼んでいます。

 

大阪からは「海藤みなみ」、沖縄から「ルールー・アムール」が出現。

なんと事実上『Hugっと!プリキュア』が揃う状況に発展し、「SWDキュア」という単語も本格化し始めました。

少なくともこの時点で、かなり広まったものと見ています。

たいこう

SWDキュアという単語が広がった中、『スター☆トゥインクルプリキュア』の放送が開始。

当然それに因んで「羽衣ララ」「香久矢まどか」が作られました。

また「SWDキュア」が広く知られた関係で、また別なドライバーから「はぐたん」や、「モフルン」と「はーちゃん」(この二人で1つのカード)も登場しました。

(『Go!プリンセスプリキュア』は推しが集中していたのか、全員が揃うことに)

 

しかしながら「SWDキュア」が独り歩きしすぎた関係で、ついに名前被りが起きました。

本戦では「円 亜久里」同士でマッチングするという異常事態が発生。

ランキングでは「輝木ほまれ」が3人登録される重複と勘違いされそうな事象まで起きています。

当初から「名前の決まり」がなかったためか、「愛崎えみる」と「キュアマシェリ」がそれぞれでマッチングする懸念もありました。

 

また、本戦・イベントレースでプリキュア同士が熾烈な争いを繰り広げる『雪空のともだち』みたいな状況となり、あまり健全と言い難い状態に。

この状況を見てN121MTは「絶対にかぶらないキャラ名」と「プリキュアの戦いは悪役がつきもの」として、悪役の作成を決意。

当時トレンドだった『スター☆トゥインクルプリキュア』から「アイワーン」をチョイスし、「アイワーンチャレンジ」となるものを開始しました。

 

こうしたプリキュアたちの戦いがあると、アイワーンを召喚させて対戦させるという突発的ヒロインショーを行っています。

ふきゅう

こうしたヒロインショーなどの活動もあって、新しいヴィラン繋がりで「レジーナ」も登場しており、純粋ヴィランから「ウルフルン」も登場。

更には初代から「イルクーボ」「蛇遣い座のプリンセス」など、ラスボス的なヴィランまで登場しています。

(ただ実質的にはアイワーンが強くてその上にイルクーボが居るようなことがある)

 

また、今まで『プリキュア』を見ていないドライバーが見始めるという話も出てきています。

それ以外にも予定作品の『トロピカル~ジュ!』を除いた全作品でキュアドライバーの存在や、ママキュアが5人出来たり。

どう見てもアニメキャラクター名前にしては、非常に数の多いカテゴリにもなっていました。

えいえん

2020年12月18日に『SWDC』のオンラインサービスが終了すると発表されました。

これにより全国対戦でのプリキュアマッチも事実上終わりを迎えることになります。

一応、期間的にはギリギリ『トロピカル~ジュ!』が入るぐらいで、放送前から参戦していました。

 

ただアニメキャラクターの中でここまで作成された例はあんまりないため、ある種の伝説として語られるかもしれません。

また、一部ドライバーは他ゲームへの移行も示しており、活動そのものは『プリキュア』と共に続きそうな気がします。

 

そして「プリキュアがドライバーとなる」という話は2023年に実現することになります。(後述)


ドライバーの決まり?

始まりから終わりまで、ドライバーについての決まりは無いようでした。

各ドライバーがそれぞれでドライバーを作って、それぞれでプレイしていました。

 

初期は本名ではなくキュア名で参戦するケースが一般的でした。

後に「本名を日本語表記」で、名字と名前で一文字開けるパターンが基本となりました。

(キュアスターなら「星奈 ひかる」、キュアアムールなら「ルールー・アムール」)

 

表記を全てひらがなにしたり、日本語ではなく英語表記にするパターンもあります。

(黒川エレン→「くろかわ えれん」、東せつな→「H.Setsuna」……など)

漢字が使えないキャラクターを考慮すると、このパターンも有りかもしれません。

 

なお、一部のキャラクターについては「偶然にも被る可能性」があります。

特にユニの場合は「ブルーキャット」でさえも名前が被るため、名前に工夫が必要になります。

 

2019年2月3日に命名された「Fuwa☆StarTwinkle」と元星名「GSC 8658:855」どちらも10文字を超えるので登録できません。

ただし「スタートゥインクルフワ」はぴったり10文字となります。

(ただ「フワ」と登録してもユニと違って偶然被る可能性はずっと低い気がします)

 

サブキャラやヴィランについて扱っているドライバーは極少数。

プリキュアに必要なヴィラン勢がかなり少ないため、ある意味参戦はウェルカムな状況でした。

また、「実在の人物」をベースとしたゲストキャラクター(「キュアゴリラ」等)は、本人が作るべきなので作られていないようです。

 

一応、二次創作等によるオリジナルプリキュアについても対応されている可能性がありました。

そのあたりの言及がなされてなかったので、本当に対応したかはさっぱりです。

車種の選択

車種については、そのキュアのイメージカラーに合わせたものが採用されています。

わかりやすい例として、美墨なぎさのキュアブラックは赤色のNISMOやZENTを使う感じです。

以下がチームで候補となりやすいキュアの一覧です。(他にもパターンはあります)

チーム 担当キュア候補

KeePer TOM'S

KONDO RACING

Nakajima Racing

白と青

(雪城ほのか、白雪ひめ、氷川いおな……など)

CRAFTSPORTS

白と黒

(黒ということで美墨なぎさを使うことも有?)

LEMANS WAKO'S

IMPUL CALSONIC

KEIHIN

KUNIMITSU

(水無月かれんや薬師寺さあや……など)

紫の代用

(日向咲と美翔舞、美々野くるみ……など)

ARTA

オレンジ系

(日野あかね、四葉ありす……など)
名前のダジャレで「円亜久里」も?

MUGEN

SARD

白と赤

(東せつな、花咲つぼみ)

WedsSport

青に黄色

(羽衣ララ、ユニ……など)

NISMO

ZENT

(紅城トワ、剣城あきら、愛崎えみる……など)

ピンクの代用

(北条響、宇佐美いちか……などなど)

NISMOは唯一のワークスという意味合いも?

au TOM'S

オレンジ系

(天ノ川きららなど)

GT500に黄色の車両がないため、輝木ほまれのキュアエトワールは別車両を用いています。

(GT300は色が豊富なので、むしろそっちでやるべきなのかもしれませんが……)

車種ルールはサブキャラや悪役も適用されるため、なるべく合わせた方が良いでしょう。

 

ちなみにアイワーンは自身が開発したロボットの関係で度々車を変えているようです。

(変えている理由はN121MTのプレイスタイルも関係しています)

ただしデフォルトは「アイワーンロボ23号」の23繋がりでNISMOと指定されています。

実際の運用

ほとんどサブカでの運用が見られますが、一部はメインとして運用するドライバーもいます。

イメージカラーと似合うマシンが無い、車種不定のドライバーも存在しているようです。

 

サブカの場合、メインとサブで同車種によるランクイン(重複)は避ける傾向にあります。

いわゆる「サブカ」のマナー的な部分によるもので、基本的には守るべきルールでもありました。

しかしメインとサブで同車種による重複行為を無意識に行うドライバーが存在していました。

SCAや本戦でも重複行為をしたため、所属チームに大変な悪影響を及ぼしたほどです)

スタンプの使用

本戦やイベント等で手に入るスペシャルスタンプには、どうも『プリキュア』を彷彿とさせるものがあります。

単なる偶然とは思われますが、以下のものを搭載するのを推奨しています。

  • 「赤ちゃんが乗ってます」:『Hugっと!プリキュア』
  • 「応援するよ!」:キュアエール?
  • 「チャオ☆」:キュアソレイユ?
  • 「魔物でたな」:ヴィラン勢?(何故かアイワーン自ら言うこと多し)
  • 「そんなワイを許してニャン」:キュアコスモ?
  • 「いい感じ」:キュアグレース?(「生きてるって感じ」?、邪推の可能性大)
  • 「目に染みる」、「怖かったら目瞑ってろ」、「目からウロコ」:アイワーン?

また、2020年8月29日に特別スタンプの1つである「ごきげんよう」が配布されています。

公式は「汎用性が高いモノ」として採用したと思われますが、考案者は『Go!プリンセスプリキュア』のノーブル学園の挨拶から取ったツイートをしていました。

 

なおオフライン専用版ではチャットスタンプそのものがランダム装備に変更されたので、このあたりは確認しようがありません。


SWDキュアドライバーリスト

キュアドライバーリストにまとめましたので、こちらをご参照ください。


その他備考

ヒロインショー?

当初からSWDキュアには「プリキュア同士のレース」が存在しており、時より『雪空のともだち』以上な熾烈な争いになってしまっています。

仮に「ちびっこ達に見せるレースであるか」と言われると微妙で、悪役と戦うのがプリキュアらしいと考えていました。

(一応プリキュア同士の運動会的な「ifストーリー」という強引な設定もできなくはないですが)

 

そこで純粋ヴィラン勢として「アイワーン」の作成と同時に、ヒロインショーマッチングのルールも整備しました。

以下がヒロインショーマッチングのルールとはなりますが、全て守る必要性はありません。

  • ヒロインショーマッチングは必ずプリキュアサイドとヴィランサイドが1人以上居ること
  • プリキュア以外のドライバーは「ヒロインショーの観客」としてカウントする
  • 数的優位・不利についての演出は考慮しない(無双しても問題はない)
  • ヒロインショーはヴィランサイドが優勝しなければ成功としている
  • プリキュア以外で観客が優勝しても成功となる(坂上あゆみや『HUGプリ』とか)
  • 逆にヴィランサイドが優勝すればショーは失敗となり、次のショーへと移る

主に「ショーの成功・失敗の条件を明確化する」のが目的のルールです。

よりいっそう楽しめるかつ『プリキュア』らしさを表現できるようなルールになっているはずです。

 

……のはずが、当初からアイワーンが優勝しちゃっているのはどうかと思います。

特にSCAではアイワーンがTOPになる光景が続いているぐらいです。

終期にはサブカ重複などの関係で「正義の味方がやること」と「悪役のやること」が逆転しちゃっているのもどうかと思っています。

ヒーリングっどの気球?

2020年10月4日に放送された『ヒーリングっど♥プリキュア』の『気球よ飛んで! アスミとラテの熱い想い』では、ホンダ主催の熱気球イベントをベースにしたようなエピソードとなっていました。

『スタートゥインクル☆プリキュア』ネタや「ヒープリ27話ショック」の方が目立ってますが)

 

実際、以下のネタがどう見ても無視しきれないものとなっています。

  • 主催の熱気球に「TONDA」(「飛んだ」の単語、しかし「HONDA」とは1文字違い
  • クローズアップされた気球のゼッケンが17(2020年のKEIHIN REAL RACINGと同じ
    • 邪推だがチャンピオンナンバーの1も登場(2019年のTEAM KUNIMITSUと同じ)
    • 7と12も登場しており、HONDAとは無関係なので(しかも12は競合ライバルチーム)
  • その17番のサポートカーがステップワゴンらしきもの形状的にかなり近い
  • そもそもゼッケンデザインがSGTの色位置が逆熱気球イベントのゼッケンも同じっぽい)
  • 青空と地上を描いた気球の存在(ホンダF1に「地球」のカラーリングが存在)

ちなみに無視しきれない要因として、『スタートゥインクル☆プリキュア』の「アイワーンロボ」が関係しています。

というのもアイワーンのカードを作った2ヶ月後ぐらいに『海の星! 人魚になってスーイスイ☆』で「アイワーンロボ16号」が登場していました。

スーパーGTにおけるGT500は15台のみ、1~15号は試作機と数は合う。

それどころか16と言えばTEAM MUGENのゼッケンとまったく同じ番号でした。

同じホンダつながりの場合、『キラッキラ☆惑星クマリンへようこそ!』では「ホンダ・CITY」のCMを彷彿とさせるシーンも。 

(ただしこれは邪推の域を超えないのと、トラウマ必至エピソードなのであんまり話にならない)

 

更には『輝け!ユニのトゥインクルイマジネーション☆』では改良を加えた「アイワーンロボ23号」が登場していました。

NISMO(23といえば日産、スーパーGTにおけるワークスチームのNISMOと同じです)

 

『ヒーリングっど』の方も12月6日に放送された『手と手でトス!ボールつないで青春お手当て!』では、南の島に向かうというエピソードとなっていました。

ビーチバレーや水着回等を除くと、南の島と言えばミッドオーシャンな気がします。

(ただしマジの無人島らしく、サーキットどころかアスファルトすらない島でした)

そしてこのエピソード放送後に次のSCAはミッドオーシャン・インターナショナル・スピードウェイでの開催。

……確信犯でないことを祈りたいです。

そして時は流れ……

2023年の『ひろがるスカイ!』では、初の成人プリキュアの存在によって、

プリキュアが自動車を運転するというシーンがオープニングから見られるようになりました。

しかもどう見てもGMのハマーという。(SEGAに『HUMMER』というレースゲームがあります)