2021年4月30日、3年1ヶ月稼働した『SWDC』のオンラインサービスが終了しました。
「始まりには必ず終わりがある」とは言いますが、オンラインだけが終わるだけで店内対戦・1人用専用版となる新たなゲームとなります。
このページでは、発表された段階から予測されるモード情報について記載しておきます。
公式では「店内対戦・1人用専用版」と書いているので、このページでは「オフライン専用版」と呼称しておきます。
というのも「オンラインサービス中にオンライン稼働していた筐体がオフラインになったもの」をオフラインモードと呼称するためです。
オフライン専用版では、タイトル画面の左上に「ゲストプレイ専用」と表示されます。
具体的には以下の仕様変更がほとんどで、追加機能はあんまりありません。
オフライン専用版になってむしろ遊びやすくなった箇所もあるので、なんで最初からしなかったんだというのが拭いきれません。
挙動については『SWDC2019』のままなので、壁スクロールバグも健在しています。
オフライン専用版ではAimeを受け付けません。
もしデータを保存したい場合はオンライン稼働の筐体でプレイする必要があります。
サービス終了後もオフラインキットを与えられていない筐体は、オフラインモードで稼働することになります。
その場合、Aimeカードが読み取れないオフライン筐体となります。
(デモ画面等でもAimeカードは利用できないとの旨を表示されるので判断はしやすいはずです)
オフライン専用版が最速でプレイ可能となるのは2021年2月25日と発表されています。
ただオフライン専用版以上に『頭文字D THE ARCADE』へのコンバートが圧倒的に多いです。
撤去された店もある関係でオフライン専用版をプレイできる店は非常に限られると思われます。
一応、2021年4月30日まで全国対戦が出来る筐体も存在していました。
(チャットスタンプやドライバーアイコンの回収をしたい人向け?)
なお、オフライン版がプレイできる店舗は別の方法で確認できます。
トップページに記載しているのでそちらを御覧ください。
以下は『SWDC』で出てきた「上限値」となります。 ほとんど推測です。
累計シーズンは85(2019で言うとS65)までありますが、シーズン84(S64)は5/1までとなる変則ルールとなっています。
また本戦のプレイができるシーズンは84(S64)まで、予選は85(S65)までとなります。
以下はオフラインキットの情報がリークされた時の話です。
思い出話ということで残しておきます。
『SWDC』筐体は次の4つの未来が見られます。
ざっくりまとめるとSWDCは以下のような筐体仕様となっています。
筐体にもあるように「Sega Drive」と呼ばれる汎用筐体セットの一種を使っているようです。
つまりこの3つとソフトウェアを除けば『頭文字DZero』とほぼほぼ変わらないということです。
(『頭文字DZero』も同じ「Sega Drive」を使っているため)
SWDCも頭文字Dも「Sega Drive」を使っているので、大まかな構造は大きく変わりません。
このためキットがあれば簡単にコンバートできる、というのは前提に置いておいてください。
(かつて『STCC』から『ル・マン』に変えられたという話もあります)
『SWDC』に用意されたキットは『頭文字D THE ARCADE』へのコンバートキットと、『SWDC』のオフライン専用版キットの2つとなります。
前者のキットはゲームディスク以外のハードウェアパーツも含まれています。
ステアリングも違えばシフトノブも無いので、そうしたパーツが含まれているはずです。
一方の後者のキットは、ひょっとするとゲームディスクだけなのかもしれません。
キットと表記はあるので前者のように何か入っているかもしれませんが、どうもそう思えず。
(本戦やイベントなどのネットワークを必要とするモードの削除ぐらいだし)
『頭文字DZero』側は『THE ARCADE』へのコンバートキットしか用意されていないはずです。
基板がNuを使っているのでALLS基板へ改装する必要があるためです。
同筐体がいきなり『SWDC』のオフライン専用版になることはありません。
サイトによっては「Convert」だから「CVT」と表記することもあります。
別にギアが無くなったCVT仕様のゲームではありません。
どうも多くのゲーセンでは「『SWDC』の筐体を生贄にした『頭文字D THE ARCADE』」を配置していることが多いようです。
稼働直前の報告でも「何故か『SWDC』はあるけど稼働してない」というのが多く、翌日には『頭文字D』に改造されていたケースがほとんどでした。
これは『THE ARCADE』における「店内4台対戦」が実装されるのが主な理由とは思われます。
それまでは2台体制でも十分だったのが、もう2台を配置しないとフルに発揮出来ないためです。
不足した台数分を購入することになりますが、ここで「中古『SWDC』+『頭文字D』キット」で対応するゲーセンが多いようです。
どうもこのあたりは筐体価格が関係していそうな気はします。
個人的には以下のような価格関係なんじゃないかと思っています。
本来なら『Zero』→『THE ARCADE』のキットが一番安いはずが、『SWDC』→『THE ARCADE』のキットが一番安い可能性があります。
このため形状は同じである中古の『Zero』を購入するより、中古の『SWDC』を購入する方が安いと判断されたのかもしれません。
しかも『SWDC』は『THE ARCADE』と同じ「ALLS」、ペダルやシートなどの状態も(過疎の関係で)良いと来ています。
このため「生贄に捧げてアドバンス召喚」した『THE ARCADE』が多いのかもしれません。
しかも後述するバグの発生率も関係しているので、ますますこうした仕様が増えると思われます。
(店によっては一度オフライン専用版を経由してから『THE ARCADE』に移行するケースも)
そんなわけで『頭文字D THE ARCADE』は、「『SWDC』コンバートの『THE ARCADE』」と「『Zero』コンバートの『THE ARCADE』」(と「完全新規購入の『THE ARCADE』」)の3つで稼働を開始しました。
ところが稼働当初から「『SWDC』コンバートの『THE ARCADE』」を除く2種類で、フリーズなどのバグが頻発しました。
普通はソフトウェア側のバグだと思われますが、どうもコンバート仕様によるゲームの安定性に違いがあるようです。
しかし「『Zero』コンバート」であってもゲームボード的には新しいはず(『Zero』はNuなので使用できない……ハズ)なので、性能や効率等は問題無いALLSのはず。
にも関わらず筐体でバグ発生率が変化するのは正直謎すぎます。
個人的には「コンバート(と新規購入)したALLSに致命的な初期不良があった」のか、「実はNuで動いていた」のどっちかだと思ってます。
本来この話はゲーセンで働くオペレーターに向けられた情報が公開されていたのがきっかけです。
プレイヤー側が見てもあまり意味はもたらさないのですが、オペレーターには大事な情報です。
(オンラインサービス終了時にどうするか、という次の戦略も決めないといけませんので)
オペレーター向けのカタログは、基本的には全てゲーセンに対応しなければなりません。
セガ秋葉原1号館等のように「SWDCと頭文字Dが両方あるゲーセン」が前提となります。
このためカタログにはその2タイトルのコンバートキットを記載します。
おそらく、その記載内容で「『頭文字D THE ARCADE』に『SWDC』が内包されるゲーム」と見えてしまったのが理由な気がします。
既に稼働している同じアンリアルエンジンで開発された「『電車でGO!!』に『電車でGO!復刻版』が内包されている」のもあるので、そのイメージを持っても無理はないです。
ただ実際のところ内包させることは難しくはなく、むしろやって欲しい感はあります。
専用ハンドルではないので一部操作は変更されそうですが、あっても面白いのかも。
(何だったら『頭文字D Ver.1~3 トリロジー』でも作ってもらいたいぐらいですが)
Aimeカード(バナパスやおサイフケータイ等)には、SWDCのセーブデータは入っていません。
セーブデータそのものが格納されているサーバに、カードにあるID値でログインしてセーブデータ読み込む手段を取っています。
『頭文字D8』や『湾岸3DX+』等では磁気カードにあったデータが、まるごとネットのサーバにあるイメージです。
タイトーの『バトルギア3』や『バトルギア4』で登場した「鍵」と同じです。
(ただ「鍵」に色んなデータが詰まっていても不思議じゃないサイズではあったけど)
オンラインサービス終了発表前の当時から、「サービス終了後も読み込めるような手段」は有るのか無いのかという話が錯綜していました。
一応、以下のようなものが考えられていました。(一部ギャグでしかないものがあります)
カードの仕様は上記にある通りなので、それでも読み込めるって何を言ってんだ感はあります。
むしろわかっているから余計に謎で、この謎の答えを教えて欲しいぐらいでした。
(結局セーブデータは使えなかったけど)
なんでセーブデータの話が出てくるかというと、キット使用前の『SWDC』におけるオフラインモードは以下の問題があるためです。
特に「タイムアタック不可」と「初期車種以外に乗れない」というのが痛すぎます。
よってノーカードでもタイムアタックは出来て、GT500にも条件付きで乗れる必要がありました。
(ベテランモードは最悪無くても大丈夫かもしれないし、メンテも一律MAXにすれば良いだけ)
一律ノーカードの状況でもカードが使えた時と同じプレイ環境は提供する必要があります。
確かに称号・ドライバーLv・メンテ状況・スタンプ・アイコン等は残したい気持ちはあります。
実際N121MTもノーマル全称号獲得+全車種パフォーマンスMAXなのでよくわかります。
名前も大喜利とか出来た時代とかを考えると、それも含めて残して欲しい感はありますね。