オフライン専用版の情報

2021年4月30日、3年1ヶ月稼働した『SWDC』のオンラインサービスが終了しました。

「始まりには必ず終わりがある」とは言いますが、オンラインだけが終わるだけで店内対戦・1人用専用版となる新たなゲームとなります。

このページでは、発表された段階から予測されるモード情報について記載しておきます。


公式から発表された内容

  • 2021年1月1日以降のログインボーナスから獲得できるチャットスタンプやドライバーアイコンの在庫が無くなる
    これまでコロナ禍にも負けずにログインボーナスを取り続けたドライバーは、ログインボーナス分のスタンプ及びアイコンをコンプリートすることになります。
    ログインボーナスにスタンプが押されても何も演出はありません。
  • 2021年1月27日以降(シーズン58以降)の本戦から獲得できるチャットスタンプやドライバーアイコンの在庫が無くなる
    コロナ禍にも負けずに本戦でプレゼントボックスを回収したドライバーは、このシーズンで本戦分のスタンプ及びアイコンをコンプリートすることになります。
    コンプリートしても何も演出はありません。

イベント系

  • 2021年2月7日に最後のイベントレースが終了
    2021年1月29日~2月7日最後のイベントレース「The SWDC Cup」が開催されました。
    コースは
    2020年12月20日からTwitterで行われたサーキット人気投票による結果から富士スピードウェイと選出されました。
    2020年12月25日~1月10日に同コースで年末年始イベントレースで開催がありましたが、クラスがGT300とGT500で違うということにしておきます。
  • 2021年1月13日~1月26日に最後のSCAが開催
    シーズン58の予選と併催される岡山で最後のSCAが開催
    されました。
    逆TAはもちろん、SWDキュアやアラスカ送りチャレンジのタイム部門もこれが最後でした。
  • 2020年12月29日、2021年1月29日、2021年2月9日にニクの日を実施
    ニクの日スタンプは2021年2月9日が最後となりました。
    2021年3月29日と2021年4月29日の実施は無いので注意してください。
    (念の為に言っておきますが、2021年2月に「29日」はありません
  • 2021年1月6日午前2時までに『SWDC』でプレイすれば『頭文字D THE ARCADE』側で特典がもらえる
    特典内容は『SWDC』のドライバーレベルで決まり、Lv1~24はアバター(SWDC Tシャツ)Lv25以上はアバター(SWDC パーカー)とフルチューンチケット1枚となります。

オフライン後の世界

  • 2021年2月25日以降から『SWDC』の「店内対戦・1人用専用版」が稼働する
    見た目的には「オフラインに向けたモード変更」に近いですが、変更点が少し多いので次の項目で説明します。
    なお、このホームページでは自家用に購入するとかの話は致しませんのでご了承ください。
  • 2021年4月30日に『SWDC』の全国対戦終了
    全国対戦や本戦プレゼントボックスの獲得自体は2021年4月30日まで有効でした。
    イベントレースは2月7日、SCAは1月26日で終了となります。

1人用専用版の内容

公式では「店内対戦・1人用専用版」と書いているので、このページでは「オフライン専用版」と呼称しておきます。

というのも「オンラインサービス中にオンライン稼働していた筐体がオフラインになったもの」をオフラインモードと呼称するためです。

 

オフライン専用版では、タイトル画面の左上に「ゲストプレイ専用」と表示されます。

 

具体的には以下の仕様変更がほとんどで、追加機能はあんまりありません。

オフライン専用版になってむしろ遊びやすくなった箇所もあるので、なんで最初からしなかったんだというのが拭いきれません。

挙動については『SWDC2019』のままなので、壁スクロールバグも健在しています。

プレイモードの変更・廃止

  • 全国対戦などネットワークを使うイベント・レースは無効化
    • 本戦
    • イベントレース
    • SCA
  • 予選がタイムアタックモードへ名称変更
    • カード無しでもタイムアタックができるようになりました
    • 予選タイムシステムが廃止され、店内ベストも廃止
      • 自己ベストについてはシステム的に残っているが実質的には廃止
    • アタック中は「タイムアタック挑戦中」と表示されるようになった
  • プロ認定レースの制約緩和
    • 最初からLv.X及びLv.3までの全ステージ解放済
    • 設定でプロ認定レースの全ステージ開放出来るスイッチが存在する
  • トライアウト廃止
    • GT300及びGT500全車種乗れますレベル無関係になりました)
    • 設定からGT500モードへ変更可能
      • モード変更後にチーム選択でGT500を選択可能

Aimeデータについて

  • Aime使用不能
    • 保存どころか読み込みすら出来ません
    • 名前は一律「ドライバー」、ライセンスグレードとレベルと称号は全て廃止
    • 当然ログインボーナスも廃止
  • 設定からベテランモードへ変更可能
    • 最初にノーマル・キッズを選んだ後に、設定からベテランモードへ切り替えが可能となった
    • 反力などの設定も同画面で設定可能
  • マシンパフォーマンスは最初からMAX
  • ドライバーアイコン開放
    • 車種全1等のヘルメットや、オンラインでボツとなったアイコンも存在している
  • チャットスタンプは店内対戦のみ使用可能
    • 自分で設定するのではなく、完全ランダムでスタンプが設定される
    • 「さよならバイバイ」や「ぬいぐるみ大好き」が引けるかは完全に運
    • 引けないスタンプが存在している可能性有り

データ保存の扱いについて

オフライン専用版ではAimeを受け付けません

もしデータを保存したい場合はオンライン稼働の筐体でプレイする必要があります。

 

サービス終了後もオフラインキットを与えられていない筐体は、オフラインモードで稼働することになります。

その場合、Aimeカードが読み取れないオフライン筐体となります。

デモ画面等でもAimeカードは利用できないとの旨を表示されるので判断はしやすいはずです)

最速プレイ可能日とそれまでの間

オフライン専用版が最速でプレイ可能となるのは2021年2月25日と発表されています。

ただオフライン専用版以上に『頭文字D THE ARCADE』へのコンバートが圧倒的に多いです。

撤去された店もある関係でオフライン専用版をプレイできる店は非常に限られると思われます。

 

一応、2021年4月30日まで全国対戦が出来る筐体も存在していました。

(チャットスタンプやドライバーアイコンの回収をしたい人向け?)

 

なお、オフライン版がプレイできる店舗は別の方法で確認できます。

トップページに記載しているのでそちらを御覧ください。


上限値

以下は『SWDC』で出てきた「上限値」となります。 ほとんど推測です。

  • ドライバーレベル:9999(2000Lv到達するドライバーが出てくるかは不明)
  • SWDCポイント:99999(どうやら99999まで表示できるような節があるらしい……)
  • 継続シーズン数:83表示上最大値、継続判定だと84までは一応存在する)
  • チームサポーター数:200,000人程度(まちまちだが100,000人頃からカンストする)
  • SWDC2019シーズン:66

累計シーズンは85(2019で言うとS65)までありますが、シーズン84(S64)は5/1までとなる変則ルールとなっています。

また本戦のプレイができるシーズンは84(S64)まで予選は85(S65)までとなります。


キット情報流出時の話

以下はオフラインキットの情報がリークされた時の話です。

思い出話ということで残しておきます。

SWDCに取られた選択肢

『SWDC』筐体は次の4つの未来が見られます。

  1. 店から撤去(オンラインサービス終了前の任意のタイミング)
  2. そのまま放置(某上野のゲーセンにあった「オフラインのまま稼働するSWDC」みたいな)
  3. 『頭文字D THE ARCADE』へコンバート
  4. オフラインキットで「オフライン専用版」へコンバート

キットの予想情報

ざっくりまとめるとSWDCは以下のような筐体仕様となっています。

  • ALLS基板を使用(『頭文字DZero』は先代のNuを使用)
  • 『頭文字D』にはない独自のステアリングハンドルコンソールメーターが存在
  • ギアがシフトノブではなくハンドルについたパドルシフト方式

筐体にもあるように「Sega Drive」と呼ばれる汎用筐体セットの一種を使っているようです。

つまりこの3つとソフトウェアを除けば『頭文字DZero』とほぼほぼ変わらないということです。

(『頭文字DZero』も同じ「Sega Drive」を使っているため)

 

SWDCも頭文字Dも「Sega Drive」を使っているので、大まかな構造は大きく変わりません。

このためキットがあれば簡単にコンバートできる、というのは前提に置いておいてください。

(かつて『STCC』から『ル・マン』に変えられたという話もあります)

2種類のキット

『SWDC』に用意されたキットは『頭文字D THE ARCADE』へのコンバートキットと、『SWDC』のオフライン専用版キット2つとなります。

 

前者のキットはゲームディスク以外のハードウェアパーツも含まれています。

ステアリングも違えばシフトノブも無いので、そうしたパーツが含まれているはずです。

 

一方の後者のキットは、ひょっとするとゲームディスクだけなのかもしれません。

キットと表記はあるので前者のように何か入っているかもしれませんが、どうもそう思えず。

(本戦やイベントなどのネットワークを必要とするモードの削除ぐらいだし)

 

『頭文字DZero』側は『THE ARCADE』へのコンバートキットしか用意されていないはずです。

基板がNuを使っているのでALLS基板へ改装する必要があるためです。

同筐体がいきなり『SWDC』のオフライン専用版になることはありません。

 

サイトによっては「Convert」だから「CVT」と表記することもあります。

別にギアが無くなったCVT仕様のゲームではありません。

生贄にされるSWDC筐体

どうも多くのゲーセンでは「『SWDC』の筐体を生贄にした『頭文字D THE ARCADE』」を配置していることが多いようです。

稼働直前の報告でも「何故か『SWDC』はあるけど稼働してない」というのが多く、翌日には『頭文字D』に改造されていたケースがほとんどでした。

 

これは『THE ARCADE』における「店内4台対戦」が実装されるのが主な理由とは思われます。

それまでは2台体制でも十分だったのが、もう2台を配置しないとフルに発揮出来ないためです。

 

不足した台数分を購入することになりますが、ここで「中古『SWDC』+『頭文字D』キット」で対応するゲーセンが多いようです。

どうもこのあたりは筐体価格が関係していそうな気はします。

個人的には以下のような価格関係なんじゃないかと思っています。

  1. 『頭文字D THE ARCADE』の新規筐体(当然一番高い)
  2. 『SWDC』オフライン専用版のコンバートキット(10万円)
  3. 『頭文字DZero』からの『頭文字D THE ARCADE』コンバートキット
  4. 中古『SWDC』からの『頭文字D THE ARCADE』コンバートキット(!?)

本来なら『Zero』→『THE ARCADE』のキットが一番安いはずが、『SWDC』→『THE ARCADE』のキットが一番安い可能性があります。

このため形状は同じである中古の『Zero』を購入するより、中古の『SWDC』を購入する方が安いと判断されたのかもしれません。

しかも『SWDC』は『THE ARCADE』と同じ「ALLS」ペダルやシートなどの状態も(過疎の関係で)良いと来ています。

 

このため「生贄に捧げてアドバンス召喚」した『THE ARCADE』が多いのかもしれません。

しかも後述するバグの発生率も関係しているので、ますますこうした仕様が増えると思われます。

(店によっては一度オフライン専用版を経由してから『THE ARCADE』に移行するケースも)

性能が変?

そんなわけで『頭文字D THE ARCADE』は、「『SWDC』コンバートの『THE ARCADE』」「『Zero』コンバートの『THE ARCADE』」(と「完全新規購入の『THE ARCADE』」)の3つで稼働を開始しました。

ところが稼働当初から「『SWDC』コンバートの『THE ARCADE』」を除く2種類で、フリーズなどのバグが頻発しました。

 

普通はソフトウェア側のバグだと思われますが、どうもコンバート仕様によるゲームの安定性に違いがあるようです。

しかし「『Zero』コンバート」であってもゲームボード的には新しいはず『Zero』はNuなので使用できない……ハズ)なので、性能や効率等は問題無いALLSのはず。

にも関わらず筐体でバグ発生率が変化するのは正直謎すぎます。

 

個人的には「コンバート(と新規購入)したALLSに致命的な初期不良があった」のか、「実はNuで動いていた」のどっちかだと思ってます。

何故キットの話が?

本来この話はゲーセンで働くオペレーターに向けられた情報が公開されていたのがきっかけです。

プレイヤー側が見てもあまり意味はもたらさないのですが、オペレーターには大事な情報です。

(オンラインサービス終了時にどうするか、という次の戦略も決めないといけませんので)

 

オペレーター向けのカタログは、基本的には全てゲーセンに対応しなければなりません。

セガ秋葉原1号館等のように「SWDCと頭文字Dが両方あるゲーセン」が前提となります。

このためカタログにはその2タイトルのコンバートキットを記載します。

 

おそらく、その記載内容で「『頭文字D THE ARCADE』に『SWDC』が内包されるゲーム」と見えてしまったのが理由な気がします。

既に稼働している同じアンリアルエンジンで開発された「『電車でGO!!』に『電車でGO!復刻版』が内包されている」のもあるので、そのイメージを持っても無理はないです。

 

ただ実際のところ内包させることは難しくはなく、むしろやって欲しい感はあります。

専用ハンドルではないので一部操作は変更されそうですが、あっても面白いのかも。

(何だったら『頭文字D Ver.1~3 トリロジー』でも作ってもらいたいぐらいですが)

セーブデータの扱い

Aimeカード(バナパスやおサイフケータイ等)には、SWDCのセーブデータは入っていません。

セーブデータそのものが格納されているサーバに、カードにあるID値でログインしてセーブデータ読み込む手段を取っています。

『頭文字D8』や『湾岸3DX+』等では磁気カードにあったデータが、まるごとネットのサーバにあるイメージです。

タイトーの『バトルギア3』や『バトルギア4』で登場した「鍵」と同じです。

(ただ「鍵」に色んなデータが詰まっていても不思議じゃないサイズではあったけど)

オンラインサービス終了発表前の当時から、「サービス終了後も読み込めるような手段」は有るのか無いのかという話が錯綜していました。

一応、以下のようなものが考えられていました。(一部ギャグでしかないものがあります)

  • オフラインキットにデータを格納する何かが入っている
    例えば4/30時点のセーブデータがまるごと詰まったDBが入っているとか。
    キット配布時点でのセーブデータはディスクにあって、4/30までダウンロードするとか。
  • 『頭文字D8』時代の「磁気カード」に戻す+戻せる何かがある?
    あえて時代逆行ということで磁気カードを作らせて読み取りだけ行うみたいな。
    ただそうなるとカード発行や磁気カードの読み取りによる消耗などが一番困ると思われる。
    『プリパラ』や『けもフレ3』みたいにQRコード方式によるデータ保存もありうる。
  • 『頭文字D THE ARCADE』のサーバを間借りしてデータだけ格納する
    『SWDC』→『頭文字D』移行キャンペーンで一部データだけ残る可能性を検討してみた。
  • 本当は別のサーバにアクセスしているだけ
    『バトルギア4』みたいな話を思いついたんですが、いくらなんでもありえない気がします)
  • 『マキシマムヒート』や『セガレースTV』のような方式に変わる?
    いわゆる番号を入れて筐体内にデータを保存する方式にしちゃうというパターンもある。

カードの仕様は上記にある通りなので、それでも読み込めるって何を言ってんだ感はあります。

むしろわかっているから余計に謎で、この謎の答えを教えて欲しいぐらいでした。

(結局セーブデータは使えなかったけど)

なんでセーブデータの話が出てくるかというと、キット使用前の『SWDC』におけるオフラインモードは以下の問題があるためです。

  • カードが使えないオフラインモード、カード無しの場合だとドライバーレベルが上がらない
    • GT300のクラスB以上に乗れない(クラスC~Dのみ開放する仕様)
    • GT500に乗れない
    • マシンパフォーマンスがノーマルスタート一応上げることはできた覚えがある)
    • タイムアタックができない
    • プロ認定レースのLv.1の第4戦以降プレイできない(第1~3戦のみ開放する仕様)
    • ベテランモードも使用できない

特に「タイムアタック不可」と「初期車種以外に乗れない」というのが痛すぎます。

よってノーカードでもタイムアタックは出来て、GT500にも条件付きで乗れる必要がありました。

ベテランモードは最悪無くても大丈夫かもしれないし、メンテも一律MAXにすれば良いだけ)

一律ノーカードの状況でもカードが使えた時と同じプレイ環境は提供する必要があります。

 

確かに称号・ドライバーLv・メンテ状況・スタンプ・アイコン等は残したい気持ちはあります。

実際N121MTもノーマル全称号獲得+全車種パフォーマンスMAXなのでよくわかります。

名前も大喜利とか出来た時代とかを考えると、それも含めて残して欲しい感はありますね。