『SWDC』に限らず、アーケードレースゲームでは「制限時間」となるものがあります。
ゲームとしてはこの制限時間内にゴールしなければなりませんが、ある程度やり込んでいれば制限時間はかなり余るはずです。
(『SWDC』においては1周あたり3~5分の制限時間が与えられるので、かなり余裕があります)
逆タイムアタックでは、そうした制限時間を最大まで使って、どれだけ遅いタイムを出すかという競技となります。
このページでは、そうした逆タイムアタックの技術をまとめたページとなります。
一見遅いタイムを出すのに簡単そうに見えますが、実は恐ろしいほどの技術が必要となります。
なお、先に書いておきますが、逆タイムアタックは1日数回程度のアタックに抑えておきましょう。
通常よりも長いプレイ時間となるので、かなりインカムに悪影響を及ぼします。
(場合によっては「予選・プロ認定の即リタイア」等によるお布施も実施しておくと良いかも?)
ちなみに『SWDC』における逆タイムアタックは、稼働初期からあったようです。
N121MTのサブカであるフィル・マクスウェルもそれに乗った形で参加しているようです。
(実は誰が発祥なのかよくわかってなかったり)
オフライン専用版でも可能ではありますが、悪影響しか及ぼさないのでやめておくべきです。
制限時間の仕様は『頭文字D THE ARCADE』でも影響され、何故か制限時間が表示されないようになっています。
(通常誰でもゴールできるから要らなくなった説があると思います)
『SWDC』においては、1周目の制限時間は5分と決まっています。
2周目以降は3分に代入されるので、1周目のタイムがそのまま勝負となります。
(富士スピードウェイのみ5分30秒/3分30秒と30秒追加されています)
ただし『頭文字D』と違って制限時間が表示されないため、右上のラップタイムで推測します。
制限時間のカウントダウンは、「3,2,1,GO!」後から5分となります。
コントロールラインを踏んでからではなく、ボイス後から制限時間がカウントダウンされます。
しかし、実際のタイム計測はコントロールラインを踏んでからとなります。
つまり「3,2,1,GO!」からコントロールラインを全国ベストレベルで駆け抜ける必要があります。
コントロールライン通過後は、ゴールしやすいように一周目直前で車を停車させます。
その後、「リタイアまで」のカウントダウンが表示されるので、それが0になる前にコントロールラインを通過すれば計測完了となります。
(もし0になった場合は「TIME OUT」となり、1クレジットがまるごと無駄になります)
ちなみにゴールまで暇になるので、苦手コーナーの練習や逆走ゴール等を利用した練習をしても良いでしょう。
(逆走ゴール等の異常な走行をしても制限時間は一切変わりませんでした)
計測完了後は慌てず騒がず、そのままリタイアをすることで予選タイムを登録します。
ちなみにタイムアタックの仕様上、一度登録したら次シーズンになるまで更新できません。
ましてや生涯タイムアタックのレコードは二度と更新できないので、それも注意が必要です。
逆タイムアタックは、言ってしまえば「スタートからコントロールラインまでの勝負」と「リタイアまでのチキンレース」が全てとなります。
後者はそこまで練習しなくても良いのですが、前者はそうもいかないのでとにかく練習あるのみ。
特に全1レベルで走行しないといけないし、逆走なんてのも許されないので、TAS的な完璧走行が必要となります。
このあたりは本戦やイベントレースでも使えるので、練習して損はありません。
もう一つの勝負所であるリタイアまでのチキンレースは、コントロールラインの場所を覚える必要があります。
特にSUGOなどで「グラフィック上のコントロールラインとは異なる場所にコントロールラインがある」という状態が多いです。
一番簡単な方法としては、ガチアタックの前の下見等でどのあたりでコントロールラインを踏むかをゆっくり走るように探すのがベスト。
ただ全長が短いコースであれば、第1セクター通過後に逆走し、逆走のまま第2セクター通過、順走でコントロールラインに戻るという方法もあります。
コントロールラインを覚えると、チキンレースの際にどこで止まるかのポジション決めで大きな効果が期待できます。
チキンレースにおいての待ち方は、「0スタート」か「壁当て」かの二種類があります。
0スタートはコントロールライン手前で待機し、カウントダウンに合わせてアクセルを踏んで記録する従来のやり方です。
誰でもわかりやすいものですが、止まった位置の修正が難しいのと間違ってラインを踏むというリスクがあります。
一方の壁当ては、コントロールラインの手前にある壁に当ててギリギリまで待ち、カウントダウンに合わせてハンドルを切ってゴールする新しい方法です。
こちらはアクセル全開でハンドルを切るだけなので、0スタートよりも記録が伸びるのではないか、とも言われています。
(特に目印となるものが「看板何枚分」という表現になり、わかりやすい気がしなくもない)
しかし衝突時のハンドルが動く現象があり、バージョンアップによる壁ペナ変更の影響をモロに食らっているので難しい技術になってしまっています。
『SWDC』においては「壁当て」の待ち方の方が有利な気がします。
感覚のお話になるので、どちらも試してからどっちで待つかを決めた方が良いでしょう。
リタイアまでのカウントダウンがされる際、ラップタイムが4:30.000を超えていれば4:40.000台になっていると言えます。
(今のラップタイムに10秒加算すればそのまま限界の記録となる)
つまり納得のいかないタイムであれば、その時点でリタイアをするという方法も無くはないです。
とはいえ、そっちでも1クレジットをロストしてしまうので、あまり推奨はできません。
基本的に4:30.000を超えるタイムであれば、逆タイムアタックの記録となります。
全コースの平均としては4:35.000が1つのベースラインとなります。
このため4:40.000を超えるタイムは、非常に良い(?)記録と言えます。
また、富士スピードウェイでは制限時間が30秒加算されるため、5分を超える記録となります。
なので5:10.000を超えるタイムであれば、富士における逆全1も見えてきます。
残念ながら逆タイムアタックにおいての確認方法は極めて限られています。
というのもSCAの1100位を超えられそうにないため、最終日になると上なのか下なのかわからない状況になってしまいます。
以前、2100位まで表示されていた際には、1800位といった最下位に限りなく近い場所でした。
また店舗情報を利用して記録を確認することもできますが、どっちが上なのか下なのかの明確な順位までは把握できません。
なお、逆タイムアタックをすることでSCAの参加者数をある程度特定することもできます。
サブカード等もあるので順位=人数ではありませんが、その数値から多少マイナスした値が参加者数になると思われます。
(他の逆タイムアタックがされてもサブカであることがほとんどだったりします。実際フィル・マクスウェルもそうだし)